股関節、そけい部には脚を動かす大きな筋肉がたくさん通っています。また大きなリンパ節と太い動脈も通っています。座った姿勢が続くと、これらの筋肉、血管、リンパ節が圧迫され、下肢の血行不良やリンパが滞り下肢がむくみやすくなったり、骨盤周囲の血液やリンパの流れが悪くなり、体幹部や下半身への冷えにつながるのです
股関節、そけい部の筋肉は、脚を動かす、体重を支える役割があり、毎日相当な負担にさらされている部分です。
股関節のリセット・コンディショニングをすると、筋膜と筋線維の間に隙間が空いて、関節の動きがよくなり、下半身の血流が促進されます。さらに、股関節・膝・足首の連動を促します。歩く・走るときににはこれらが連動することでスムーズに脚を動かしているのですが、この連動が悪いと脚がゆがんだり、形が悪くなる原因になるので、リセットをしっかり行いましょう。
そして、アクティブコンディショニングで、股関節まわりの使えていない筋肉を再教育をし、美脚と楽に歩けるカラダを手に入れましょう。もっと知りたい方は→冷えとカラダを根本改善しよう!『深部体温を上げれば、やせる! 不調がとれる!! 』
【リセットコンディショニング:脚クルクルトントン】
①床に座り、片脚を前になげだし膝下に丸めたタオルを入れます。(膝と床の隙間を埋める)
②伸ばした脚の太ももあたりを両手で持ち、反対の脚は楽な位置に曲げておきます。
③伸ばしている脚を股関節から引き抜くような感覚で、脚を手でクルクルと回します。
④そのままトントンと膝裏をタオルに打ちつけるように曲げ伸ばしを行います。
⑤クルクルとトントンを繰り返し行いましょう。
<ポイント>脚を脱力したまま行い、クルクルはかかとを支点に手で回します。
【実感!】
片脚終わったら両脚を伸ばして長さを比べます。行った脚が長くなっていたら、リセットが上手くいった証拠です。
【アクティブコンディショニング:ストレートカーフレイズ】
①かかとをつけて立ち、脚の付け根から脚を外側に回すイメージでつま先を開きます。
②手はウエストにそえておきます。
③その姿勢を保ったまま、息を吐きながらかかとを床から浮かし、ストンと床に戻します。
④リズミカルに繰り返し行いましょう。
<ポイント>かかとはつけたまま、まっすぐ上下するイメージで行いましょう。
【実感!】
全体的にスッキリした脚に!歩くときに脚がスッと出ます♪