「脱力し、小さな揺らぎ」を与えることで、関節周りの感覚受容器に「緊張をといてもOK」という信号を送ります。
これは、睡眠時の脳が休んでいるとき(脱力時)に寝返えりをうつことで、筋肉の緊張がとれるという仕組みを疑似体験し、関節がもっている本来の可動域も引き出すことを狙っています。
筋肉には老廃物を押し流す働きがあることを、外からの働きかけによって筋肉に思い出すように仕向けています。
片脚を伸ばして座り、太ももを両手でもち、脚を脱力してクルクルと回す。かかとを支点に、脚を股関節から回すイメージで。 その脚をトントンと床に打ちつけるようにする。
片方行ったら、脚を伸ばして左右を比べる。行った方の脚が少し長くなっていたら、うまくいった証拠。反対脚も同様に行う。
※膝が床から浮く場合はタオルをはさんで行ってください。
膝裏のコリコリした場所(リンパ節)を探し、両手の指で圧を加えたまま、つま先を上げたり下ろしたりする。反対脚も同様に行う。
赤ちゃんが泣いて強制的に呼吸をして“コアのトレーニング” をしているのと同じ状態を作ります。息を吐くことで身体の軸(姿勢)が安定し、力を発揮しやすくなります。
身体の癖は、正しいフォームで動けないために、筋肉の使い方に偏りが出てくることで現れる歪みです。
正しく動かすことを再教育するためにフォームに気を付け、使いたい筋肉を意識して動かします。
筋肉が意識しづらい場合には、その部位を触ったり、意識しやすい別のトレーニングを検討します。
仰向けに寝て、首の下にタオルを入れて隙間を埋め、親指が上になるようにウエストに手を当てる。ウエストを横に広げるようなイメージで息を吸い、ウエスト中央に寄せるイメージで口から強く短く「ハッハッ・・・」と5回息を吐く。手でも、ウエストをうしろに巻き込むようにサポートする。