福岡県出身。中学・高校時代スプリンターとして活躍。日本体育大学進学中も陸上競技を続けるが記録が伸びないスランプに。様々なトレーニングを勉強し試してみるがなかなか成果は出ず、卒業と同時に陸上選手としての活動を終える。
この時の経験も、現在のメソッドや、アスリートへの指導の参考になっている。
その後、運動指導者として30年以上のキャリアを積み、筋肉を鍛えるよりも整える事で、体調と体形を劇的に改善できる「コンディショニングメソッド」を確立。高齢者から現役アスリートまで、幅広い層へのセルフコンディショニング指導のほか、学校や企業、地方自治体向けの講演・講習会や指導者の育成にも情熱を注いでいる。
自身のメソッドを提供する店舗として、05年に「Natural muscle(ナチュラルマッスル)祐天寺(健屋)」、07年に「Natural muscle桜新町(CLEVA)」、09年に「Natural muscle外苑前(HEARTH ISM)」、13年に「Natural muscle恵比寿」16年に「Natural muscle三軒茶屋」を監修。また、09年には一般社団法人日本コンディショニング協会(NCA:Nippon Conditioning Association)を設立。「コンディショニングで日本を元気に!」を掲げ活動中。
口癖ともいえるこの言葉。動き方のクセや思考のクセが今のあなたの体調や体形をつくっているということです。
脳で考えていることは全て筋肉にあらわれています。びくっとしたり、驚いたり、恐怖を感じたりするときには、肩がぎゅっと硬くなります。
悔しいと思うとこぶしを握ったり、おいしそうなにおいがすると、ほほの筋肉が緊張して唾液がでます。気持ちがいいと身体の力がぬけたようになります。
こういった、思考や姿勢、動作の毎日の積み重ねが、筋肉にクセをつくり、今のあなたの体調と体形を作っているのです。
一般的にいわれるカラダが「やわらかい」というのは、関節が広く大きく動く「柔軟性」という関節の可動域に注目します。しかし、私が特徴としている「筋肉のやわらかさ」は、それぞれの筋肉の「弾力性」のことです。関節の可動性と、それぞれの筋肉の弾力性は必ずしも一致しません。股関節がやわらかいといった柔軟性のある方でも、筋肉に弾力があるとは限らないのです。その逆、つまり筋肉の硬い方は、関節が硬くなり、変形につながることがあります。筋肉には静脈やリンパを還流する働きがありますが、筋肉が硬いと、この還流の働きも悪くなります。これがむくみやだるさ、血行不良につながっていると考えています。不調を訴える方の多くは、筋肉の弾力がなくなっているのです。
「人生が変わりました!」大げさに聞こえるかも知れませんが、私自身もそうですし、このコンディショニングを指導しているトレーナーやインストラクターもクライアントに一度は言われたことがある言葉です。毎日、少しずつ行うセルフコンディショニングが何年か経つと大きな違いとなり、別人のように若々しく活き活きとした姿に変貌される方も多いのです。
私は、「筋肉を整えることこそ、アンチエイジングにつながる」とお伝えしています。コンディショニングを続けているうちに、疲れづらくなり、動きやすくなり、調子がよくなることで、自己肯定感が高まり、若くはつらつとしてくるのです。
普段の呼吸は1分間に12回から20回。中を取って16回とすると、1時間で960回、1日では2万3040回です。約2万回もの呼吸を繰り返しているわけです。
この呼吸がうまくいかないと、酸素がうまく入ってこないことで体調不調も想像できますね。呼吸は私たちの生命の要、大切な要素といえます。
また、正しい呼吸は呼吸で使う体幹(コア)の筋肉( 腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群・多裂筋)をしっかり刺激します。そのため、姿勢も安定し、内臓も正しい位置に収まり、便秘改善や10cmのサイズダウンも珍しくありません。